X68030


1.特長

X68000シリーズの最終機種です。MPUとして初めてMC68EC030が搭載されました。ただ、G/Aの大半は従来機のものが使いまわされメインメモリ領域のみが32bitアクセスという悲しい側面も備えていました(開発費の圧縮が主要因でしょう)。それでも互換性向上の為にROM Humanを搭載したり、MPUをMC68030に交換できたりとそれなりに楽しめる仕様になっていました。これ以降新機種のリリースはなく、一部のパワーユーザがMPUアクセラレータ等を開発していきます。

2.電源・基板の電解コンデンサとバックアップ電池交換

3.システム拡張

3.1.メモリ増設

SX-WindowV3.1には標準搭載の4GBでは少々窮屈な為、専用スロットにメモリを増設します。標準の4MBに8MB増設して最大容量12MBまで増設します。

3-2.SCSI-HDDの増設

内蔵HDDを入れ替えました。CF-PowerMonsterからクラシックPC研究会様の「変換番長PRO(以下番長PRO)」に交換です。

番長PROはCF内にファイルでHDDイメージを持ちます。今回はCF部分に変換コネクタを使い東芝(現KIOXIA)のFLASHAIRを使うことで他のリアルX68KやXM6TypeGとHDD共通化と環境の簡単入替を実現しています。

FlashAirには何種かありますが自分が試した限りでは最新機種(W-04)を強くお勧めします。自分のテスト時ではW-03ではBOOTに失敗しました。テスト当時はスピードの違いと考えていますがもしかしたら消費電力かもしれません(突き詰めていません)。

FLASHAIRは通常Peer to Peer接続ですが設定ファイルを手書きで書き換えることでアクセスポイント経由で接続できます。

《FlashAir:設定例》

 [Vendor]

 

 APPMODE=5

 APPSSID= 「SSID」

 APPNETWORKKEY=「PASSWORD」

 APPNAME= X68030

 VERSION=F15DBW3BW4.00.03

 CID=********************************

 PRODUCT=FlashAir

 VENDOR=TOSHIBA

 LOCK=1

 WEBDAV=2

 DHCP_Enabled=NO

 IP_Address=***.***.***.***

 Subnet_Mask=***.***.***.***

 Default_Gateway=***.***.***.***

 Preferred_DNS_Server=***.***.***.***

 Proxy_Server_Enabled=NO

 DNSMODE=1

 APPAUTOTIME=0

 

WindowsPCからはWebDAVで接続します。

 

WebDAV環境はTeamFileを使っています(以前はエクスプローラのように普通にツリー上に見えたのですがWin10のアップデートで見えなくなっちゃいました。でもエクスプローラ上のPCを選択すれば見えるのでそのまま使っています)。設定の注意としてはタイムアウト時間を延長してください(自分は60秒に設定)


↓↓↓ 以下、旧環境CF-PowerMonster搭載時の内容です ↓↓↓

状態の良い小容量のSCSI-HDDを入手することが困難な為、私は通常クラシックPC救済委員会様が製作されている「変換番長CF SASI/SCSI変換」使いますがX68030の場合は2.5→3.5インチSCSIコネクタの変換ケーブルを作るのが面倒という情けない理由でCF-PowerMonsterを使っています。画像では4GBのCFを搭載していますがformat.exeが容量を正しく認識できなかったので1GBの物を搭載しました。

《参考1》CF-PowerMonsterにはバージョンがあるようで、新しいものはもしかしたらX680x0では利用できないかもしれません。

まだ、細かく見ていませんがFORMATが正常にできないように見えます。個体差かもしれませんが共有しておきます。

《参考2》クラシックPC救済委員会」様が製作されている「変換番長CF SASI/SCSI変換」は使用するモードの関係で満開製作所のmach2では利用できません。

3-3.MPUアクセラレータの増設

3-3-1.060turbo

X68030用MPUアクセラレータ「060Turbo」を増設します。MPUがそこそこ熱くなるため、ファンをつけることとしました。

4.ソフトウェアの設定

■SUSIEはお約束

MOやCDを接続する場合はSUSIEを組み込むことをお勧めします。

例:DEVICE=A:\SYS\、SUSIE.X -ID5 M:

  ※ID→SCSI-ID 「M:」はご想像の通り、ドライブ名です。

■MO(640MB)の接続

MO接続の際、230MBまでは特に意識しなくてもつながりますが640MBのMOを接続する場合はconfig.sysの「BUFFERS=○○」の数値を大きめに設定してあげる必要があります。参考まであさヤンTOWNのぺけろくは「BUFFERS=40 2048」にしています。

5.環境整備

①手持ちのソフトのイメージ化

②イメージ化したソフトはATTRIBコマンドで全てのファイル、フォルダを可視化する。

 例:ATTRIB -H E:\*.* 「Eドライブ(FD)のファイル、フォルダの可視化」

③用意したHuman68kV3のFDイメージにシステムを除きコピーする。

 例:COPYALL /S E:\*.* f: 「Eドライブのファイル全てをFドライブにコピー」

6.wasurechaいけないお約束

①X68030の動作テストをする場合は内蔵のSCSIケーブルを必ず接続してから行いましょう。

 付けないとSCSIチェックで止まってしまいます。