apple IIGS

~16bitのapple II~


1.特長

16bitのapple II、且つapple IIの最終機種です。WDC65816という6502系でかつ16bitモードを持つMPUを搭載しています。

このマシンもNeXT同様に日本では資料の入手が難しく手探りで環境を作り始めています。

2.動作に必要な物

2-1.同期信号の分離(Sync on Green)

appleIIgsのRGB信号の同期信号はB信号に一緒に乗っているSync on Greenというタイプです。DELLの一部のLCDではそのまま入力(PINの変換は必要)できるようですが市販のほとんどのLCDでは同期信号を分離する必要があります。作ろうかとも思いましたがeBayで変換アダプタを見つけましたのでこれを利用しています。見ての通り、基板むき出しの為、基板部分に幅広の収縮チューブをかぶせて使用しています。

3.ボードの増設

3-1.メモリ増設

apple IIgsには1MBのメモリを標準で搭載しています(ROM1の基盤は256KBとのことです)。もう少し、載せておきたいと考えていたところこのボードをヤフオクで発見してGETしました。8MBのメモリです。

3-2.SCSIボード増設

パソコンを始めた当初はカセットテープを補助記憶装置として使っていましたが慣れとは恐ろしい物で今ではFDでも遅く感じます。やはりHDDブートしたいということでSCSIボードを実装しました。

4.周辺機器増設

3-1.3.5インチFDDの増設

gs専用のソフトは3.5インチFDで提供されますので3.5インチFDの増設は必須だと思います。

3-2.5インチFDDの増設

3-3.ADB→USB変換(KVMへの接続)

ASYAN-TOWNでは各地区のレトロPCを自由に往来するため、ATEN社製のKVMを導入しています。接続はPS/2またはUSBの為接続の為、KVM接続にはADB信号を変換する必要があります。

試行錯誤しましたがeBayで見つけた「wombat」というADB→USB変換機が利用できるようです。

当初、KVMにUSBに入力しましたがダメであきらめかけましたがwombatのサイトで

「ADB→USB→PS/2」で動いている事例を見つけたのでUSBを再度PS/2に変換(私は変換名人のUSB-PS2を使用:たぶん相性がある)してKVMに入力したところ無事、動作いたしました(英語版キーボードでは問題ありませんが日本語キーボードの場合は起動に入力障害になる場合はあるみたいです。この場合「Ctrl+Alt+Del」を入力すると以降正常に入力できるようです。もちろん、英語キーボードとキーのマッピングが異なる部分は異なった文字で表示されます。)。


5.ソフトウェアご紹介

5-1.THEXDER

PC-8801でおなじみのあのテグザーがなんと海を渡りapple IIGSに移植されていました。